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ワラント債とは

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ワラント債とは、通常の社債に加えてその会社の株式を一定の価格で購入することができる権利がついている債権のことをさし、2002年4月の商法改正により「新株予約権付社債」に分類されました。この発行会社の株式を一定の価格で購入できる権利のことを、「ワラント(新株予約権)」といいます。

それでは、これはどういった時に有利になるのでしょうか。たとえば、どこそこの会社が今度上場することになった、というニュースを一度は耳にしたことがあるでしょう。上場にはさまざまな厳しい条件があり、それをパスすると株式が市場に公開されて取引できるようになります。株式を公開した会社は、株式価格が市場によって左右されるようになります。

しかし、ワラントを行使するとどんなに市場価格が高くなったとしても一定の価格で株式を購入できるのです。つまり1000円のワラントを行使すればいつでも1株1000円で株式を購入できるのです。1株の市場価格が1500円のときに権利を行使すれば500円の利益が生まれますが、1000円未満の場合はマイナスになってしまいます。しかも、ワラント債には権利を行使できる期間に制限がなくなったとはいえ、発行する目的によって数十日から10年とあるのです。そのため、ワラントは行使期間中に株式価格が額面よりも高くならないと利益は生まれず無価値(紙くず)になるため、ハイリスク・ハイリターンの債券であるといえるでしょう。

ワラント債は発行後、社債部分とワラント部分が分離され、それぞれが個別に売買取引ができるのが一般的で、これを「分離型ワラント債」といいます。ワラントを切り離した社債部分は、ワラントを除いたという意味で「エクスワラント」、あるいは「ポンカス債」とも呼ばれています。それに対して、社債部分とワラント部分が一体となっているものを、「非分離型ワラント債」といいます。分離型ワラント債や非分離型ワラント債は、ネット証券などでも簡単に購入することができます。

とはいえ、どちらの種類であってもハイリスク・ハイリターンであることは事実なので、発行する会社の資金や経営状況といった信用度に十分注意して購入するべきでしょう。また一定の価格で購入できる分金利は低いので、あわせて留意するべき点といえます。